クロノファン2022

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クロノ達が再び原始時代に来たのはエイラと別れてから2ヶ月後だった。

マイナス60度にて陸上の生物全て絶滅する勢いだった。

竜人やイオカ村の人達は洞窟に逃げ、大量の火を炊くが間に合わない状態だった。そんなおり、一人の妊婦に奇跡が起こった。赤ん坊は生まれる前からテレパシーが使えた。親の腹の中から親や周囲の人間と感情を刺激にしてコミュニケーションをとりはじめた。人間らしい思考を持つように急成長していった胎児は、偶然か必然か魔力で熱を生みだせる事に気付いた。腹の中から親を暖める事に成功し、親が周囲の人間も心配するので試行錯誤をして、離れた人間にも熱を届ける術も身に付けていた。クロノ達が原始時代に来た頃、この胎児はまだ産まれていなかった。エイラ達はその妊婦に助けられて、洞窟に逃げ込んでいた。


クロノ達が原始時代へ来た瞬間シルバードは不調になった

。古代の氷点下にも適応できた機体だったし津波に流されても無事な程に頑丈に造られていた。未来で受けたダメージによるものだろうか。

一旦現代に戻り、ラヴォス戦で使い残したアイテム、バリアボールをシルバードに使う。。クロノ達は、属性吸収のブルーブレート半減させるブルーベスト等の熱装備を完璧にし、なんかと耐えられる様にしたにせよ、バリアボールが無くなると困ることになる。エイラのいる場所をシルバードで見つけたら、一旦現代にシルバードを避難させた。

エイラとキーノとの再開。妊婦から不可思議な現象が起きている事はクロノ達でも理解が及ばなかった。テレパシーを胎児が使いこなしているといっても周囲からの感情の受信のみで、発信したとしても受け取れる人間がいなかった。アザーラなら受信できたかもしれないが、アザーラは既に死んでいる。クロノ達はこの子供が生まれるまで待った。

赤ん坊は子宮から出るとき、頭に100倍の圧力がかかるという。母親の分娩の苦しみと同じくらいの苦しみを味わうとされ、赤ん坊はパニックから魔力が暴発しようとしていた。妊婦の命が危険に去らされる事は当事者である赤ん坊も気付いていた。なんとかして魔力を内側に止め、破壊の力を押さえ込んでいた。熱以外の技が使えたら良いと思って腹中にいる頃から研究していたが、親が怖がる感情を受け取って同調してしまい、あまりしなかった。

赤ん坊は外の世界の刺激、情報量にパニックしていた。羊水の中で視覚に頼らない生活に慣れていた為、外の世界に圧倒された。テレパシーにて周囲の人間の強い幸せな感情が入ってきて、幸せな気持ちにはなる。他の赤ん坊と同じように泣いたけど、苦しさに耐えてた嗚咽と、周囲の幸せな感情に包まれて嬉し泣きだった。

冷静さを取り戻した赤ん坊は、広がった世界を確認した。目の前にいるのが、いつも多くの念が届いてくる母親で、周囲にいる人間は仲間や親族、部族達。いままでお腹の中で色々と疑問も思っていた謎が解明されえいく。と同時に、新たな疑問も増えていく。。

言葉を理解したり話せはしないが、関わる者の感情だけだけは理解できた。クロノやエイラからラヴォスにまつわる記憶が伝わってくる。未来に関する記憶が伝わってくる。クロノ達が何かを求めている事は判った。今の自分にそれができるかどうか判らないが、試行錯誤をしてみた。

試行錯誤の過程で熱が逃げない様に空間に止めておけるバリア技を開発したり、バリアごと移動できる技を開発したりと、一年もしない内に、クロノ達の求める時空間を開ける方法を見つけた。







赤ん坊は熱を常に周囲に張り巡らせるのを手間だと思い、クロノ達のバリアボールを参考にしようとしたが、簡単にはできなかった。

ハッシュが教育係として、

して欲しい事あるのは判った。