クロノファン2022

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クロノトリガー2nd

ラヴォスの危機は去ったかに思われていたが、ルッカには一つ疑念があった。子ラヴォスの存在だ。ラヴォスが死を予見し、予め子供を地殻に産んでいるかもしれない。 子ラヴォスの存在はラヴォスが複数存在する可能性を示唆する。少なくとも高い確率で宇宙には複数のラヴォスがいて、いつまたラヴォスが飛来してきてもおかしくない。ルッカは観測センターを設立し、宇宙、地殻を見張り続けていた。

そんなある日、ドリストーンがラヴォス細胞の一部であると判明した。B.C6500万年に飛来したラヴォスとは異なるラヴォスの存在。ルッカはシルバードを無人機タイプに改造し、歴史に極力介入しない様に慎重に探査した。B.C1億2000万年までさかのぼり、もう一体のラヴォスの飛来を観測。大型恐竜が絶滅し、小型の恐竜が恐竜人への進化する流れを観測。ラヴォスのウイルスの影響か、古代人が魔法使った様に恐竜人にも特別なチカラを持つ方向へと進化する現象が確認された。

詳しい調査の結果、ラヴォスは凡そ6000万年周期で飛来していて、その都度生態系に大きな影響を与えていた。恐竜人以前は魚人類、魚人以前は植物生物、それ以前は…

他の研究も行われていた。ジール王国が所持していた太陽石についてだ。太陽石のエネルギーでジール王国は空へと浮かんでいた。この太陽石はどこから来てどうやって生まれたのか? 




観測すると太陽石もラヴォスと同じ様に隕石のように飛来してきたと判明したが、どこからやって来たのかまでは突き止められなかった。

一応、太陽石が地球に飛んできた角度までは分かったから、高解像度の宇宙望遠鏡で観測できるかと思いきや技術が足らなかった。ルッカは好奇心を止められず未来人の技術を拝借しつつ、太陽石探求に勤しんでいた。