クロノファン2022

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アザーラ先祖時代の話 クロノトリガー

人間がまだ存在せず恐竜人が栄えていた1億年前、ラヴォスが飛来した。ラヴォス衝突の衝撃にて100km四方、深さ最大5kmのクレーターが作られ、その中心部にゲートの種(クロノ達が最果てから原始時代へと初めて行くときのゲートになる)が作られた。

ラヴォスの衝突熱にて溶けて蒸発した大量の地面、それらは霧のごとく空へと舞い上がり、光を防いでしまう。地表は半年以内に凍りつく大氷河期へと移行するが、しかし、このラヴォスは地殻を掘り進める過程でマグマ層に穴を開けてしまいマグマも地上に流出させてしまう。訪れる氷河期はマグマの熱で相殺されていき、気温による生物の絶滅は免れた。

その頃、地上で覇権を握っていた恐竜人は二種類いた。ひとつは翼竜タイプの恐竜人であり魔法を使いこなし、高い場所を好んで住んでいた。一つはアザーラの祖先であり、爬虫類系の恐竜人でありサイコキネシスや瞬間移動、テレパシー、未来予知の能力がある。

地表がマグマで覆われ、生物は高台に逃げる為に大移動を始めた。翼竜人は利便性の良い高台に(ティラン城)に住んでいたが、ラヴォスが巻き上げた粉塵により、空を飛べなくなり、絶滅の危機に貧する事になる。

爬虫類恐竜人はこの機に乗じて翼竜人に攻撃を仕掛け、ティラン城ごと乗っ取った。ティラン城は翼竜人の魔学技術により、エレベーターやテレポートシステム等の高度なシステムを備えていた。爬虫類恐竜人にとって、翼竜人の魔学技術は喉から手が出る程欲しかった。使える翼竜人は捕虜として残し、色々な発明をさせていく。ティラン城の様な高台にある低湿度環境においても暮らせる道具を開発させもした。

地上の覇者となった爬虫類恐竜人はティラン城を拠点に暮らした。拠点にするといっても、高台に住めるのは瞬間移動を使いこなせる恐竜人のみであり、能力のない者は巣穴で生きていた。

ラヴォスの巻き上げた粉塵は100年太陽が遮ぎる。植物が育たなくなり、昆虫類が5年以内に絶滅し、その食物連鎖の上にいる小動物も10年以内に絶滅する。破壊されていく食物連載の問題にて、多くの陸上動物は100年以内に絶滅の道を辿る事になる。

本来であれば恐竜人も絶滅の道を進む。しかし当時、イレギュラーな存在として、人魚が存在した。人魚は翼竜人が生み出す魔具の素材に必要な虹色の貝を取ってくる事ができた。虹色の貝から生み出せる魔具、及び取り出せるエネルギーは食料危機の問題をあらゆる方面から解決する事ができた。


素材としての虹色の貝、及び虹色の貝から抽出できるエネルギー。それらで作られていたティラン城、ガーディアンのルストティラノ、及び生活インフラのシステムは、とてつもなく丈夫だった。一度作ってしまうと、そのシステムは半永久的に故障することがない仕組みになっていて、、技術者達は整備の知識を忘れていってしまう程の副作用があった。しかし技術者はそんな事をおかまなしに、魔学技術を発展させる。恐竜人の未来予知で見える未来はせいぜい半年程度であり、それ以上先の未来の精度は著しく低下してしまう。そこで未来予知できる恐竜人の脳神経を埋め込んだ独自の生体コンピューターを開発する。コンピューターが知らせたのは、遠い未来にてラヴォスが再び飛来し、ティラン城を破壊する光景だった。そこから本格的な氷河期きてラヴォスの飛来から半年以内に生物の7割(陸上の生物は90%)が絶滅する未来だった。ラヴォス飛来までは1000万年以上の間があり、コンピューターが知らせた確率精度は5%程度に過ぎなかったが、当時の恐竜人は対策を考えた。

竜人の知恵を使えば、ラヴォスの危機は乗り越えられる。とはいえ、ラヴォスが宇宙から来たのであれば、自分達も宇宙に飛び出てラヴォスの脅威のない新天地を探しても良いのではないか。。恐竜人はより利便性を求めて宇宙船を開発し、地球から旅立って行った。

しかし一部の恐竜人は宇宙へは旅立たなかった。博愛主義の強かった恐竜人は巣穴で生きている恐竜人や他の生物を見捨てる事できず、地球の運命に寄り添って生きた。

メモ(アレンジ設定)
クロノ達はルストティラノを破壊したのではなく、橋の上から落として勝利した。中世、巨人の爪にて出会ったルストティラノは同一種であり、ラヴォスの衝突に巻き込まれて地面にめり込んでいた。

ルストティラノに与えられていた命令はティラン城の王の間を守る事。その座標にてルストティラノは立ち続けた。原作でクロノ達はルストティラノを倒すが、この時のルストティラノは、ようやくシステムの寿命を迎えていただけであり、倒せたのは運が良かっただけであった。

メモ(アレンジ設定)
不思議山ゲートの種はクレーターの底、深さ5kmにあったが、種は少しずつ上に移動している。クロノ達が使う頃には山頂付近に移動していて、古代になる頃には空高くに移動する。、ゲートの種から取り出した引力にて、嘆きの山(空飛ぶ監獄要塞)の材料としてジール国に利用されている


ラヴォスメモ(アレンジ設定))
ラヴォスはメスとオスの二種類存在し、交尾したあと片方は死ぬか、取り込まれる。もしくはどちらでもなく、クロノ達が原始時代に来た頃には、外郭の中身から本体が出て来て、地上で暮らしていた。

メモ
クロノらがラヴォスの飛来を目撃した際には、地上はマグマには染まらなかったが、ラヴォス飛来ポイントは溶けた地面がマグマ化している。ゲートを調べるには、バリア魔法をかけたり、マグマを凍らせる様な対応が必要になる


地球に光が差し込まなくなり、1日2度ペースで地表の気温が下がるなら、ラヴォス衝突後はたった1年マイナス700度になるが、これは非常識にも程があるレベル。地球が100年も光が得られない状況は多分にありえない。せいぜい1~2ヶ月が限界.しかしマイナス700度も、だからこそ、陸上の生物は絶滅しきって、また新たに海から陸に上がってくるのだろう。地表がマイナス700になったとしても、海の中、底までは冷気は届かないのだから。

だからこそ、エイラ達原始人は早期に進化して生き残った。