クロノファン2022

下書きを出来るだけ公開設定にする。検索で見つけやすい

スマホを持ってないマール

メニュー

クロノトリガー スマホを持ってないマール

1
アレンジしまくる二次創作のアカウント。クロノ・トリガー他、色々
アレンジしまくる二次創作のアカウント。クロノ・トリガー他、色々
2021年6月27日 19:52

プロローグ

 マールは森の中をボロボロになりながら彷徨っていた。ボロボロのはじまりは次元の穴からで、そこに飛び出したたとたんから始まった。
 体長1m程度の3体の何かが突如襲いかってきて、内2体はマールの足を掴み倒し、もう一体はマールを失明させようと顔にのしかかってきた。
 3体はモンスターであり敵であるが、、マールとってはこれが人生初となる敵との遭遇であった。この物語が原作クロノトリガーと違う点は3つある。一つはマールが何も武器を持っていない事、2つ目はマールの知る世界には魔族やモンスターが存在していない事、3つ目は現代は西暦2000年代頃で中世紀は1000年頃である事だった。
 
 3体のモンスターは強かった。マールの体力が持つのは2分程度で、その間に助けが来なければ死ぬしかない状況だった。

 その時刻はリーネ王妃が失踪してから2日が経過していた頃だった。王宮はリーネ失踪に関して事件事故の両面を疑い捜査をしてた。その捜査はマールが出現した森にも及んでいて、その捜索隊の往来に気付いたモンスター達はマールを殺すのを一旦諦め、その場から逃げ出した。


助かったマールはよろよろと森を彷徨い歩き、捜索隊に救助される。

「だから人違いだってば!」
「前もそうやって他人の振りをしてましたよね? もう騙されませんよ!」

 マールはリーネと間違われ、王宮へと連れていかれる。モンスターに襲われ、服はボロボロであり、このままでは王宮には入れないのだと侍女に無理矢理ドレスを着さされる。
『もう!どうしてリーネ様は王宮に嫁いでもオテンバが治らないの!』
 王妃に対して強気な態度をとる侍女。この侍女は王宮側が用意したのではない。リーネが王宮に嫁ぐ際に実家から連れてきた侍女であり、この侍女は8歳の頃、リーネが9歳の頃から仕えていた。年齢が近い事もあり、友達的な関係性をしていた。

「問題が一つあるわ。肝心の本物のリーネはどこにいったのだろうか?」
 マール鏡に向かって呟いていた。
 リーネが自身の先祖だという自覚はあった。だがマールにとってはリーネの存在よりもタイムスリップしてきた現象にこそ困惑していた。考える事といえば、この先どうすればいいかという事で

「あの森から帰れるにしても化物が怖い。容易には近づけないよ」

モンスターが当たり前に存在する世界であり、しかし、マールが知っている世界にはモンスターや魔族なんて生き物は空想上の存在でしかなかった。もし元の時代から誰かが助けにきてくれるにしてもこの場にいて助けはくるのだろうか。

王に挨拶した後、広間であれこれ考えていると外から騒ぎが聞こえた。リーネ誘拐の犯人(魔族)が街に現れ、人々が総出で捕まえたのだという。

本編URL
https://2.novelist.jp/90791_p1.html