クロノファン2022

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アレンジクロノトリガー3話

21世紀の千年祭
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16855731

西暦1600年代のカエルメインな話

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16819546














中世からマールを救出して現代へと戻ったクロノ達。マールとクロノがゲートに入ったのが朝9時30分頃で、ルッカがゲートに入ったのは11時頃、クロノ達が現代へと戻ったのは昼の2時頃だった。千年祭実行委員会は突如発生した危険かつ異常なゲートに人に人が寄らないようにと非常線を張り、警察当局と連携してルッカのブースを立ち入り禁止区域にしていた。ルッカのファン(オタク)達は遠目からルッカのブースを眺めていた。

マスコミはゲートがどんな世界に通じているのかを知るべく、ルッカの帰りを待っていた。合わせて記者会見のステージが用意されていてクロノ達には帰還後直ぐに説明責任が課せられていた。

だがその責任はクロノ達が現代に戻る頃には状況が代わっている。千年祭関係者も警察もブースから追いやられていて、ゲートとその周辺はガルディア軍の監督下に置かれていた。

物々しい雰囲気の中でクロノ達は軍人に包囲されていた。
軍人が警戒していたのはゲートの中から敵が出てきた場合だった。敵とはゲートの中からクロノ達とは異なる存在の事。人類に驚異をもたらす敵(細菌やウイルス含め)が侵入してきた場合の対処として、クロノ達は徹底的に洗浄されることになる。クロノ達はそれぞれ別室にて2週間の隔離がされ便まで分析させる。その間、クロノ達はモニター越しにて調査官にゲートの先で見聞きした事をヒアリングされる。

クロノの達が答えた内容は

1.ゲートの先が400年前のガルディアであるかもしれない事。

2.人々が『魔族』と呼んでちる生物が人間に驚異をもたしていた事。

3.リーネを救出した事で消えたマールが戻って来た事

これに対する政府の見解は

1.消失したマールの一件はマール自身に消えていた間の記憶が無かった事と、現代にはマールとは別に本物のマールディア王女がいるという事で、二人が王女と同一人物である可能性を否定される。

2.魔族の存在については中世においても現代においても、歴史上その様な生き物はいないとされ、クロノ達が見てきたゲートの先は歴史的に繋がりのない異世界パラレルワールド)とされる。

3.無用な混乱を避ける為にゲートの先で見聞きした事柄は一切公表しない様にと誓約書にサインをさせられる。(サインしないと隔離部屋から出させて貰えない)

テレビ画面では千年祭の公務に出席しているマールディア王女が映る。
マールは混乱していた。元々家出するつもりで逃げてきたとはいえ、自分とそっくりな別人が王女を務め、誰もそれを疑問に思わない状況だった。

そんなマールに王家から迎えのリムジンが到着する。
王家に帰還すると何事もなく王女として迎え入れらる。自分にそっくりな王女の正体は影武者(ミアンヌ)

ー大臣の視点ー
大臣はノルマを与えられていた。人間を生け贄に捧げるというノルマを。
400年前、イギリスを震源として人間に化ける魔族が人間界を内側から支配し始めた。
魔族の目的は人間を奴隷化し食用家畜とする事だった。とはいえ、効率良く人間を繁殖させる為には人間こそが望むべく平和な世界を造り出す事こそが最良解とされ、当時、人間界にとって驚異となっていた魔族が殲滅させられる。

つまり魔族同士で互いに人間資源を奪い合う構造を避けるべく、人間に変身できる一部の魔族を除き、全ての魔族が絶滅させられる時代へと突入する。
魔族の驚異は公的にも一切あってはならないとし、歴史的な文献からも削除(燃やされ)され、語ることも許されない法が作られる

現代では魔族の存在を知る者はいない。魔族人口は人間の1%にも満たないが、その1%の為に、定期的に人間は狩られ、魔族に生け贄として捧げられる。
国にとって有益な者なら、例えば科学者ルッカならば、その生け贄の選別から外されるが、なんの取り柄もない一般人、捜索願いが出されないような身寄りのない者は、魔族への食糧にしても問題が発生しにくかった。


しかしクロノは過去の世界で魔族の存在を認知してしまい口封じとして、魔族への生け贄として上位候補となった。クロノには捜索願いを出すだろう家族がいたので家族も一緒に生け贄候補となる。